都県境の山 休憩室

 



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休憩室11
自然を音楽で表そう

昔から絵を描くことは苦手でした。山の中でスケッチをしている人を見ると本当にうらやましく思います。
一方、音楽は昔から好きだったこともあり、自然をテーマに曲つくりをやってきました。
このたび、自分で作った音楽に、山の写真を重ねてみました。4つほど作りましたので、是非、お聴きください。


八ヶ岳
元の題名も「八ヶ岳」です。
ヤセ尾根と高山植物をAメロ、霧の峰をBメロとしています。前者は南横岳付近、後者は赤岳付近をイメージしました。

浅間山
元の題名は「秋風と聞こえてくるピアノの音」としました。
秋、浅間山の麓でこんな曲が聞こえてきたらいいなと思って作曲しました。 映像は秋に限らず四季の映像を使用しています

滝のしぶき
元の題名も「滝のしぶき」です。
都県境の踏破を行っているとき、小袖川を遡上しました。 このとき、滝に陽があたり、無数のしぶきがはねているのを見たときのイメージを曲にしました。

浅間山(バロック風)
元の題名は「バロックの風(秋風と聞こえてくるピアノの音のテーマより)」としました。
上記、浅間山のメインテーマを使って、バロック風の変奏曲にしました。
 

休憩室10
上小三十山

上小とは上小地域のことで上田市と小県郡の「上」と「小」を組み合わせたものである。
「都県境の山」を目指したのは、上田市にいたときに「上小三十山」というホームページに出会ったことから始まっている。
上田市にいるときは、上田駅辺りから見える山はすべて登ろうと考えていた。ガイドブックが無く、国土地理院の地図を購入して、時には藪の中を歩いていた。実はどこが登山口かはっきりしない山が多く、登山口を探すため登るまでに多くの時間がとられていた。
そんなときにインターネットで「上小三十山」を見つけた。単に30の山を紹介しているだけでなく、山に関する情報や地元の情報がありいいサイトを見つけたと思った。
この30山の中には登る計画に入っていなかった山もあり、これに挑戦することにした。

2002年1月26日、に上田市の西にある大林山に登った。この日に「上小三十山」というホームページを見つけたと記録が残っている。このとき残りは10山であった。これならできそうだと挑戦が始まった。
ところが同年4月26日に東京へ転勤が決まり、上田市にいられるのはあと1ヶ月、残りは5山であった。一日に2つの山を登ったり、土砂降りの中を登ったりして5月7日に上小三十山をすべて登ることができた。やはり、このようにひとつの集合になっている山を登るのは、目標ができてよいものと感じた。
その後、同じような考えで、八ケ岳全山、奥武蔵全山、都県境の山を踏破した。
現在は東京都内の山145山を目指しているところである。
先日、上小三十山の作者の方が当ホームページを見つけて頂き、メールを送付してくださった。上小三十山の作者からだったので、これには驚いた。インターネットがつなげてくれた不思議な縁である。
尚、この方は本件をご自身のブログに紹介してくれました。
(2012/03/04)

その後、8月下旬にお会いして、いろいろお話しをする機会を得ました。
山以外の話も含め楽しい時間でした。

上小三十山

上小三十山      ホームページ
休憩室9
三頭山付近の水場

三頭山周辺の水場を紹介します。
事前に調べたところ、3箇所の水場があることがわかり、実際に行って確認を行いました。
調査は水場が凍結する可能性のある冬に行いました。(2011年12月28日〜19日) 周りが凍結しているにもかかわらず水が出ていました。ありがたいことです。
この情報はヤマレコにも掲載してあります。
水場地図 三頭山避難小屋まで20分の水場 三頭山避難小屋直下の水場 鞘口峠の北西にある水場1 鞘口峠の北西にある水場1
クリックすると三頭山周辺の水場地図が見られます(3箇所) "右地図の[A]で示した水場。
三頭山避難小屋の東にある水場。ここから水場まで20分。標高1280m付近。
右地図の[B]で示した水場。
三頭山避難小屋直下、東側3分の水場。周りは凍結しているが水は出ている。写真上部に避難小屋が見える
右地図の[C]で示した水場。
鞘口峠の北西に伸びる道を降りていくとやがて橋が現れる(写真中央)。水場は橋に位置にある。標高1200m付近。鞘口峠から下り5分。
右地図の[C]で示した水場。
周りは凍結しているが水は出ている。
休憩室8
御料局三角点

北高尾山稜を東に少し下ったところに変わった三角点があり、特に等級の記載もなく、御料局三角点と記載されていました。
後で調べたところ、明治時代、国有林の中でも皇室の財産であった森林は、宮内庁御料局というところが管理していて、御料局三角点は測量の基準点としていた物だとわかりました。

参考データ
 (更にその元データ:上条武著「孤高の道しるべ」銀河書房・1983)

御料局三角点1 御料局三角点2 御料局三角点3
黒ドッケから東へ少し下ったところにある御料局三角点。周囲は荒れている。 「御料局三角点」の文字が読める。 御料局三角点はめずらし物では無く、全国のあちらこちらにあるとのこと。
休憩室7
都県境に沿って忠実に歩く

都県境の山を歩いたとき、一部、巻き道を歩いていたことに気がつきました。長沢背稜の酉谷山〜三ツドッケ(天目山)の間です。この区間は巻き道が整備されていたのでそちらを歩いてしまいましたが、地図を見ると4つのピークがあることがわかり、2011年9月23日〜24日にこの区間を歩きました。当然のことながら巻き道に比べて労力と時間がかかります。標識のあるのは大栗山と坊主山だけでした。詳細は下記を参照願います

 URL  : http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136395.html

休憩室6
珍しい三角点

青梅駅の南西にある要害山(標高412m)には、四等三角点があります。その三角点は珍しいもので、水準点のような形状です(下記の写真参照)。三角点はすべて石でできていると思っていましたが、金属製のものもあることがわかりました。
個人的な感想としては、石でできていたほうが貫禄があると思いました。那須岳に行ったときに金属製の水準点が濃い群青色に錆びていたのを思い出しましたが、耐食性も石の方がよいのではないかと思います。
タイトル 要害山 四等三角点1 四等三角点2 四等三角点3
   要害山の山頂 要害山の四等三角点 要害山の四等三角点 要害山の四等三角点は金属製であった。
休憩室5
三頭山、山頂名の混乱

【現状】三頭山の3つのピーク。
三頭山は3つのピークがあり、下記のように西峰、中央峰、東峰と名づけられています。 しかし、過去には下表のように名称が異なっていたようです。
 [三頭山・西峰(標高1524.5mと記載)]
  都県境上にあり、見晴らしがいい山です。三角点のような標石がありますが、これは三角点ではありません
  でした。「三頭山 山梨百名山」の標識もあります。
 [三頭山・中央峰(標高1531mと記載)]
  三頭山の最高点で、下記に示した東峰のすぐ近くにあります。
 [三頭山・東峰(標高1527.5mと記載)]
  三等三角点があります。

【その他のピーク】
上記の3峰の近くにはいくつかピークがあります。この中で特徴があるのは下記の2つです。
 [祠のあるピーク(現在の東峰の更に東側のピーク)]
  山頂に祠、その手前には剣が置いてあります。過去には三頭御前と呼ばれていたとのことです。
 [現在の西峰の更に西側のピーク(標高は地図から1510mくらい)]
  1/25000の地図を見ると現在の西峰の西側にピークがあります。このピークに行くには、現在の西峰から
  一旦下って、再度登る必要があります。行ってみると標識はありませんが、東京都水道局と書かれた
  プラスチックの柱があります。

ブルー・ガイドブックス(実業之日本社)の情報を加えて一覧表にすると下表のようになります。 5番目の情報では、東峰、中央峰があって、西峰がありません。この点について、過去に議論があったようです。表のAを西峰とするとバランスが取れるのだが、Aを西峰と呼んだことがあったのでしょうか?

【結論】
檜原都民の森管理事務所に問い合わせた方がいらっしゃって、その情報によりますと、「混乱がありましたがその後、現状のように整理した」とのことででした。
なお、そのときの話として、「三頭山という山名は、3つのピークというよりは、御堂が祀られている山に由来する、という説の方が実態に合っている」との話もあったと報告されています。
   御堂(みどう)→みとう(三頭)
  新ハイ よもやま情報:三頭山の新しい山名表示(2009年4月17日)

【要望】
表のAはともかく、E(祠のあるピーク)は過去に崇拝の対象となっていたピークなので、山名の標識があるといいと思います。
(例えば「三頭御前」)

   
現状   西峰
見晴らし良
都県境上
中央峰
最高峰
東峰
三等三角点
 
他のピーク 独立したピーク
Bの西側250m
      祠がある
Dの東側
ブルー・ガイドブックス206(昭和49年)   西峰   中央峰 三頭御前
ブルー・ガイドブックス206(昭和52年)
(本書のいうあるべき論)
  西峰   中央峰 東峰
ブルー・ガイドブックス206(昭和52年)
(本書のいう指導標の表示)
  中央峰   東峰 三頭御前
ブルー・ガイドブックス東京付近の山
(昭和59年)
  西峰   中央峰 東峰
  
三頭山のピーク
三頭山A 三頭山B 三頭山C 三頭山D 三頭山E
三頭山西峰の更に西にあるピーク
 (表のA)
眺めの良い三頭山・西峰
 (表のB)
最高峰、三頭山・中央峰
 (表のC)
三等三角点のある三頭山・東峰
 (表のD)
祠のある三頭御前
 (表のE)


休憩室4
他の山

このホームページでは都県境の山についてのみ紹介しましたが、他の山へも行っています。その中で、印象に残った山登りは「ヤマレコ」に載せています(ヤマレコへのアップは最近始めました)。こちらもご覧ください

 ユーザー名:「tokenzakai」(ヤマレコ)
 URL  : http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-11544-data.html

休憩室3
滝のイメージを音楽で表現すると

小袖川を遡上したときにたいへん美しい景色を見ました。
暗い沢の中で、滝へ部分的に光が当たることにより滝のしぶきが岩の上で無数に跳ねているようすが見られ、あまりにも綺麗だったことからそのときの光景を音楽で表現してみました。
A−B1−A―B2―B3 という構成でピアノの独奏となっています。
  A:滝からの無数のしぶきが岩の上で跳ねているようす
  B:暗い沢の滝つぼに光が射し込み、白い泡がまぶしいほど
    輝いているようす
是非、聴いてみてください。[曲名:滝のしぶき]
現在、右のプレ−ヤ−は使用できません
下記からYouTubeに入ってください
「滝のしぶき」はこちらから(音楽に画像をつけました)

休憩室2
天目山の眺め

【伐採おじさん】
ギャラリーに示したように2005年、天目山に登ったときは、眺めの悪い山でした。しかし、2010年に登ったときは、その眺めの良さに感激しました。 たまたま、山頂にいた方が、「どうです、いい眺めでしょう」と話しかけてきました。聞くと、その方が周りの樹を伐採してこの眺めを作り、その後、警察に出頭して罰金を払ったとのことでした。後でわかったのですが、この方はこの辺りでは有名な「伐採おじさん」でした。

【ニュースにもなっていました】
調べてみたところ、共同通信のニュースに載っていました。
『「見晴らしよくしたい」国立公園の木を無断伐採』
国立公園内のヒノキなどを無許可で伐採したとして警視庁青梅署は13日、自然公園法違反の疑いで、東京都羽村市の無職の男(64)を書類送検した。男は「山が好きで、木を切って見晴らしをよくしたかった」と話しているという。調べでは、男は2005年11月から昨年11月までの間、東京都奥多摩町の秩父多摩甲斐国立公園内の天目山頂上付近で、東京都所有のヒノキなど48本を許可なく伐採した疑い。男は昨年11月、登山客から「木の無許可伐採は悪いこと」と言われ、木を管理していた都水道局の水源管理事務所に自ら申告した。国立公園の木の伐採には、環境大臣の許可が必要で、水源管理事務所が青梅署に被害届を出していた。
2007/04/13 09:46 共同通信

【要望】
本件は明らかな法令違反で褒められる話ではありませんが、奥多摩は眺めの良い場所が少ないのも事実と思われます。山頂だけでも、国立公園を管理している部署が眺めを得るために整備してくれるといいと思います。

【本件に関する他の方のブログ】
@(天目山)山頂にいた一人の男性が声をかけてきた。「眺めが良いでしょう、以前は木に囲まれて何も見えなかったんだ。」「私が切ったんだ」「えっ!?」「私のお山ですか?」「いや、勝手に切ってから警察に出頭した。罰金を30万円払った。こんなに眺めが良いのにもったいない」などと言葉が続いた。
東京都の山 天目山(三ツドッケ:2008年03月29日)
A「三ツドッケは山頂の木を勝手に切ってから、警察に出頭して罰金を30万円払った武勇伝がある。」
クロちゃんのページ(2008/4/29)
B天目山の頂上を踏む。見晴らしがよく、空気も澄んでいる、天目山の主がいて木を切り数十万円の罰金を払ったと2年まえのレクチャーを繰り返していた。
天目山、蕎麦粒山
C山頂において眼下に魅惑的な眺望を得るためには、東京方面に立つ樹木を伐採すればいい。といった事業計画のもとにおっさんは去年11月23日までの間に都合17回も山頂に登り、鋸を手にヒノキやカラマツなど48本を黙々と切り倒す。その上で約340平方メートルに亘る「展望エリア」を一人で開拓したそうなのです。
おはなしでんわ(2007年4月13日(金) )
Dそしてやはり話は「伐採おじさん」の話題へ。 よくここに来られるそうで、伐採おじさんも何度か見かけていたと。 その時はてっきり営林署の人かと思っていたらしいです。 そして逮捕されてびっくりだったとか!
あっことひろの楽しい山登り日記(2007年5月26日(土))
E奥多摩サポレン・ブログ(奥多摩サポートレンジャー)
下記のように本件が議題として取り上げられています。
主要議題:@都レンジャーとの連絡調整会議実施報告・22年度計画への要望反映・協働活動の増強要請・天目山山頂の樹木無断伐採問題・野口健都レンジャー名誉隊長が参加した巡視・SR巡視山行に依頼したい件 
奥多摩サポレン・ブログ(2009/12/28)

休憩室1
ハンドルネームの「四等三角点」について

山頂に着くと山名を示す標識と共に三角点を目にすることが多いと思います。これは三角測量を行うときの基準点となるものです。
大部分は花崗岩でできていて、上部に十字が彫ってあります。側面には「三角点」の文字と一等、二等、三等、四等の等級が彫ってあり、等級により三角点の大きさも異なります。一等は上から見たときの一辺の長さが18cm、二等と三等は15cm、四等は12cmとなっています。
等級が下がるほど三角点の数は増えますが、山頂の三角点に限ると四等三角点はあまり見かけません。
ハンドルネームを考えるときに、一等三角点が候補に挙がりましたが、数が少ない四等三角に愛着がわき「四等三角点」を選びました。
都県境では一等三角点から四等三角点まですべてが見られます。一等三角点は雲取山にあり、二等三角点は酉谷山、丸山、生藤山にあり、三等三角点は蕎麦粒山、七ツ石山、三頭山、陣馬山等、多数あります。
そして、四等三角点は城山(高尾山の西)にのみ有ります。四等三角点は上から見たときの一辺の長さが12cmと小さいのが特徴です。茶店の南側にあるので、是非、確認してみてください。

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             作成   四等三角点          

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